ファンダメンタル分析はあまり役に立たないという話

一般
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個人的にファンダメンタル分析はあるに越したことはないですが、あまり役に立たないと思っています。

今回はなぜファンダメンタル分析が機能しないのかを説明していきます。

投資家心理によってファンダメンタルへの捉え方が変わる

経済に関する記事を見ていると、織り込み済みや好感、嫌気などの文字が頻繁に出てきます。これは投資家の心理次第で株価の変化が決まるということです。

つまりァンダメンタルは投資家心理に影響を与えるだけで、株価に直接影響は与えないのです

このことを実例で考えてみます。例えば決算について考えてみましょう。

ここであるA社が昨年比で10%利益が増えていたとします。普通に考えれば株価が上がるのですが、織り込み済みであれば株価はあまり上がりません。

また、A社の競合企業であるB社が昨年比で20%利益を増やしていれば、A社は相対的に弱い企業であるとみなされ、株価は上がりません。

もう一つ例を挙げます。難しい例ですので、飛ばしても構いません。FRBが利下げをおこなったと考えましょう。

利下げというのは、国債を買わずに投資することを各銀行に促す行為です。よって基本的に利下げによって経済は回復し、株価は基本的に上がります。

しかし利下げというのは経済回復を促す行為であるので、FRBが不況を予測していると裏読みすることも可能です。

こういう風に裏読みする投資家が多ければ株価は下がります。

以上の二つの例のように、株価は投資家がどう思うかに大きく左右されます。ファンダメンタルを意識するというよりは、ファンダメンタルを投資家がどう認識するかを考えるべきだということです

人間はすぐ忘れる生き物である

ファンダメンタルが明確に機能する場合もあります。例えばリーマンブラザーズが破綻したときや、コロナウイルスが流行し始めたときは、確実に機能します。

しかしこのようなファンダメンタルはずっと機能することはありません。なぜなら人間は物事をすぐ忘れてしまうからです

いくらリーマンブラザーズが破綻しようと、コロナウイルスによる影響が甚大であろうと、3ヶ月もすれば忘れ始めます。

実際にリーマンブラザーズ破綻の翌年2009年は株は上げ相場でしたし、コロナショックの際も日経は16000円程まで下げた後、その3ヶ月後には230000円まで回復しました。

このようにもちろんファンダメンタルは短期的には機能しますが、長期的に機能しないのです

需給によって価格は決まる

結局株が上がるのかは需給によって決まります。需要が供給よりも多ければ株価は上がるでしょうし、需要と供給が拮抗していれば株価はヨコヨコになります。

これは先ほど言った「投資家心理によって株価が決まる」ということとほぼ同じです。(微妙に違うのですが、これは長くなるので説明しません。)

ファンダメンタル分析を使いこなす上では、投資家心理や需給を把握する必要があります。しかし別にファンダメンタルを理解せずとも、需給さえ理解すれば株価の予測が可能です

ファンダメンタルを理解して需給を把握した方が良いのか、需給を把握することだけにコミットした方が良いのかは分かりませんが、どちらにしろ需給に対する意識が必要だと言えます。

PERやバランスシートを見る前に需給を意識することで、投資成績は改善していくかもしれません。

まとめ

今回はファンダメンタル分析が役に立たない理由について解説しました。

ファンダメンタル分析は役に立っていると思っておりこの記事に違和感を感じた方は、なぜそう思うのかを考えてみましょう。

投資において根拠は大事です。なぜなら根拠がなければ相場で右往左往してしまうからです。

ファンダメンタル分析で株価の根拠を立てるなら、そのファンダメンタル分析そのものの根拠が必要だと思います。

根拠なしで相場に臨むことは、武器なしで戦うことと等しいです。根拠を用意して、少しずつ根拠を改善していくことが相場で勝つための近道でしょう

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