IPO、ICOは難しいと思っている人が多いのではないでしょうか。他にも危険だとか詐欺だと考えている人もいるでしょう。今回はIPO、ICOについて見ていくとともに、実際にそれらに投資する際に注意すべきことを見ていきましょう。
頼りになるチャートが全くない
当たり前ですが、テクニカル分析に不可欠なチャートが全くありません。これはテクニカル分析を重視している人にとってはツライです。また、チャートというのは需給の一致した価格を示していますが、それも上場前ではわかりません。
チャートは投資家の大きな武器の一つと言えます。チャートという武器がないのはかなり大きな痛手といえるでしょう。
ファンダメンタルに依拠する部分が多い
チャートがないのでテクニカル分析は使えず、ファンダメンタルだけの勝負となります。IPOを出した企業やICOの発行元の調査を行うことが必要です。
IPOで言えば公募価格をもとに計算される時価総額はどれくらいになるかとか、企業の純利益はどれぐらいなのかということをざっと調べるだけで他の投資家よりも少しは優位に立てるでしょう。
またICOの場合は似た通貨がないのかということを調べたり、ICOでどれだけの金額を集めているのかを調べるべきです。
これらのファンダメンタル分析は普段の投資でも活かすことができますが、チャートのないIPOやICOの場合により大きな威力を発揮します。
逆にファンダメンタルだけの勝負なのでファンダメンタルに詳しい人は得意な投資である
先ほどはチャートがないので良くないという言い方をしましたが、ファンダメンタル分析が特異な人にとっては格好の投資対象と言えます。チャートの分析をせずともファンダメンタル分析だけで分析を完了できます。
よって、チャートのローソク足を見てもあまりわからないという初心者にもおすすめです。ただし、しっかりと企業やコインの発行元を調べる必要があるので、それは欠かさず行ってください。
IPOは買うことが難しく、ICOは簡単に買える
ここまでIPOとICOを同じものとして考えてきましたが、ここからは両者の違いに踏み込んでみましょう。まずIPOは買うことが難しくICOは簡単に買えます。
つまりIPOの需要は多くICOの需要は少ないです。もっとざっくり言うとIPOは買うべきでICOは買うべきではないです。
ICOよりもIPOを買うべきである理由
この記事でICOではなくIPOに投資するべき理由が詳しく書いてあります。この記事を要約するとIPOを行う方が圧倒的に難易度が高く、詐欺もその分少ないということです。
また仮想通貨ブログ(?)でこんなこと言うのもあれですが、はっきり言って仮想通貨の王者であるビットコインが上がらない状況では他の通貨は基本的に上がらないと思っています。
ましてやICOは草コインの中の草コインでありそんなものは上がらないと考えても大丈夫でしょう。まあICOに興味を持っている人が現在いるわけないという気がしますが。(笑)
IPOは基本的に買いたい人が多く価格は上がりやすい
さきほどの記事で言及しきれてない部分があるので補足しておきます。IPOはそもそも買うのが困難です。倍率が50~100倍です!つまりIPOに当選した人が1人いたとしたら、少なくともその50倍ぐらいは買いたかったのに買えなかった人がいるということです。
モノの値段は一般的に需要と供給の関係で決まります。需要が多ければ多いほどモノの値段は上がるので、IPOは上がる方が自然だと言えます。
先ほどファンダメンタルを調べたほうが良いと言いましたが、そんなものも必要ないぐらいIPOは上がる確率が高いです。IPOは初心者お断りな雰囲気が最初は漂っていますが、むしろ初心者にとってはIPOの方がおすすめだとも言えるでしょう。
まとめ
ここまでIPO、ICOについて見てきました。まずICOは投資すべきではないです。次にIPOについてですが、基本的には投資すべきですが、この前のソフトバンクのIPOみたいに悲惨な結果に終わってしまうこともあります。
しっかりと調査をして投資するに越したことはありません。次にIPO、ICOに投資する際はこの記事を思い出しながら投資するようにしましょう。致命的なミスは減るでしょう。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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