レンジとトレンドは相場に関わる上での基本の基本です。今回はそのレンジとトレンドの関係性について詳しく見ていきましょう。
まずはレンジとトレンドを見分けられるようになろう
最初のステップはレンジとトレンドの違いが分かるようになることです。ざっくり言うとレンジは値動きがそこまでない部分で、トレンドは上か下のどちらか一定方向にチャートが動いている部分のことです。
上の緑丸の部分がトレンド、赤丸の部分がレンジです。大体のイメージはついたでしょうか。
レンジとトレンドは交互に来る
もちろんですがレンジとトレンドが同時に来ることはありません。「トレンド→レンジ→トレンド→レンジ」という形で交互に来ます。レンジ中に力をためてトレンドでその力を吐き出すという感じです。レンジとトレンドはころころ変わるので、現在がレンジなのかトレンドなのかを認識する能力はかなり重要です。
トレンドを期待しすぎない
レンジからトレンドに変わる瞬間をレンジブレイクと言います。レンジの最中では、そんなレンジブレイクを期待してトレードすることもあると思います。
しかしレンジのラインは意外と強くブレイクはあまり起きません。加えてレンジをブレイクしたとしてもレンジラインまでチャートが戻ってくることも多々あります。そこでもう一度反発することによって、完全なブレイクとなります。
よってレンジのブレイクはあまり起きないので、トレンドを期待せずに逆張りしていく方が良いと思っています。
レンジでの逆張りは損切りラインが明確なこともメリットの一つです。レンジ少しオーバーしたところに逆指値注文をしておけばよく損切りラインはシンプルに決めることができます。
レンジブレイクはどっちに進むこともある
上昇トレンドが来てレンジに入ったとします。このときレンジがブレイクする方向をとしては、上昇トレンドの方向と下落トレンドの方向のいづれの可能性もあります。
しかし長期の時間軸になればなるほど、「上昇トレンド→レンジ→下落トレンド」または「下落トレンド→レンジ→上昇トレンド」になる可能性が高いです。絶対にこうなると思うのは良くないですが、意識することでトレード能力は上がるでしょう!
レンジやトレンドで分類できないときもある
レンジ、トレンドはかなり強力な分類の仕方の一つなのですが、常にどちらかに分類できるというわけではありません。

上の記事のインバーテッドラインが発生するときは、まさにレンジともトレンドとも言えない瞬間です。

レンジともトレンドとも言えない瞬間があるなんて…
そんなの勝てるはずはないよ…
確かにインバーテッドラインが出現する瞬間は難しい相場になっていることが多いです。
とはいえ難しい相場で勝つ必要はないのです。難しい相場がどういうものかを認識し、その相場を避けるようにすることが重要です。
そうすることによって明確なトレンドが出たときに資金を残しておくことができます。

まとめ
今回はレンジとトレンドの関係性について見てきました。レンジ、トレンド各々の特徴についてはまた改めて記事を書きたいと思うのでご期待ください。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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